急速に高齢化が進む日本では、 増大する医療費が問題になっています。 各家庭においても、 老後に向けて医療費支出をどう抑制するかが課題と言えるでしょう。
自動車部品メーカ・デンソーの健康保険組合が被保険者の医療費を分析したところ、 歯周病にかかっている人はかかっていない人よりも、歯科だけでなく医科の1人あたりの医療費も年間平均1万5800円多くかかっていることがわかりました。
60歳以上になるとこのさは、3万円前後まで広がります。 衝撃的な事実として、歯周病で治療を受けている人の多くが糖尿病にかかっていました。
では、 どうすれば医療費を抑えられるのでしょうか。 デンソーの場合、 定期的な歯科検診を実施している事業所では医療費が5年間で最大23%も減少したのに対し、実施しなかった事業所では24%増加していたとのことです。
歯周病の予防や早期発見・治療は、 生涯にわたって医療費を抑えるポイントと言えそうです。