歯周病菌が気道経由で感染を広げる病気の代表が、 「 誤嚥性肺炎 」 です。
口の中の歯周病菌が唾液や食べ物に混じって気道に入り込み、 肺に観戦を起こします。 通常は唾液や食べ物が気道側に入ることはありませんが、 高齢者は飲み込む力が弱く、 さらに感染に対する抵抗力も低下しているために誤嚥性肺炎を起こしやすいのです。
肺炎は80歳以上の高齢者では死亡原因の3位であり、 予防を心がけなければならない病気です。
高齢者に口腔ケアをおこない、 歯周病菌などの口内細菌が減少すると、 肺炎の発症率が低下することが報告されています。