十分にかむために必要なのは、 歯だけではないことがここ最近で分かってきました。
双子の長寿姉妹として人気だった 「 きんさん、 ぎんさん 」 は、かみ合う歯がなくても刺し身を好物にしていた。
歯が十分になくてもかめて食べられる高齢者がいる、 と当時、 歯科医の間でも話題になりました。
2人は舌や唇、 口を動かす力などが保たれ、 歯の欠損をおぎなっていたと考えられます。
一方、 高齢者になると、 かむために必要な口まわりの筋肉は落ちていきます。 きんにくのかたまりである舌も使わないと衰え、 小さくなったり厚みが減ったりするといいます。