口の中の感覚 ( 知覚・味覚 ) は、 三叉神経や顔面神経などの脳神経を介して脳と直接結ばれています。
口は体の中への入り口ですから、「 これは食べてもよろしい 」 とか 「 食べたらあかん 」 ということを選別する必要があります。
したがって、 安全を守るためのセンサーがたくさん存在します。
これは、 家で言えばセキュリティシステムのようなものですから、 鈍いセンサーだと具合が悪い。 髪の毛一本だけ入ってきても、 すぐにわかりペッとはき出せるような鋭敏なセンサーが要るわけです。
ただ、 それらのセンサー自身が 「 危ないぞ 」 と評価しているわけではなく、 この神経を介して情報を受け取った脳が 「 それは食べても良い 」 とか 「 それは吐き出さないといけない 」 ということを判断するわけです。