認知症患者さんの多くは身だしなみを整えるという感覚を忘れているため、 自分で歯磨きもしなければ、 入れ歯のケアもしません。
そのため、 認知症患者さんの口の中というのは、 ちょっとビックリするくらい汚れているのです。
認知症患者さんの口の中は、 まるで 「 ゴミ屋敷 」 同様です。
そんな患者さんのことが気にかかっていても、 ご家族はなかなか患者さんの歯を磨くことができません。
「おじいちゃんは嫌がって歯ブラシを噛んでしまうので磨けません」
「おばあちゃんは週に2回のデイサービスの時しか、 歯を磨かせてくれません」 ………………と言うのが現状です。