口腔内の唾液腺
コロナ第8波の流行が始まろうとしています。
新型コロナウィルスが体のどの細胞に感染するかを調べてみますと、ウイルスはヒトの細胞表面(受容体)に結合して感染します。
驚いたことに、新型コロナの受容体は肺よりも腸や唾液腺、特に唾液が出る管の部分に多くありました。 ウイルスが唾液腺に感染し、唾液と一緒に飛び散って人から人にうつります。
あるアメリカの研究グループが、コロナで亡くなった患者の6割が唾液腺感染を起こしていたことを明らかにしています。 唾液の出口に感染するということは少量のウイルスでは感染しにくいことを意味します。 そのため、うがいや歯磨きで口を清潔にすることは非常に重要です。