2014.01.16更新
歯の周りにはベトベトとしたコールタールのような細菌がへばり付きますので、 お口の中の細菌を取り除くように意識してください。
そして、 歯ブラシを歯と歯の間、 歯と歯ぐきの間に充てて細菌を掻き出しましょう。
歯間ブラシを御使用の場合は歯と歯の間に正しく当てて細菌を掻きだすイメージで行ってください。
雑巾がけと同じ要領で、 歯ブラシも汚れたと思ったら一度水で洗ってから、別の場所を磨くようにしてください。
そして、 湧き出てきた細菌を、 何度もうがいをして口の外に追い出しましょう。 そうすれば、 口の中が本当にさっぱりし、 歯周病の予防につながります。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.09更新
皆さんにお口の手入れをお任せしておきますと、 歯周ポケット内の歯垢が十分に取りきれないため、歯周ポケット内の歯垢が硬い歯石に変っていきます。
歯石が多くなると歯周病菌が繁殖しやすくなりますから、 3か月~半年に1回程度は、 歯科医院に通って歯石ならびに歯垢のクリーニングをお勧めします。
歯周病の予防のほか、 虫歯の早期発見もできますし、 噛み合わせのチェックも重要です。
奥歯の噛み合わせが悪いと、 それだけでも動脈硬化のリスク要因になる可能性が高い、 とする報告もあります。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.07更新
一見、 無関係にも思える食後のブラッシングなどの正しい口腔ケアが、 血管事故による突然死を防ぐためにも大変重要になります。
口腔ケアに関しては、 歯ブラシだけでは歯周ポケットに入り込んだ歯垢を落としきるのは難しい、 というのが最近の常識です。
少なくとも一日に2~3回は歯冠ブラシやデンタルフロスを利用して、 歯ブラシでは落としきれない歯と歯の間や歯周ポケットの歯垢を落とすようにしてください。
しかし、 御自分で行ってもらうお手入れには限界があります。 特にゆがんで生えている歯や、 見えない奥の歯の、 歯と歯の間等の管理にはぜひ定期健診をお勧めします。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.07更新
歯垢にたくさん住みついている歯周病菌の一部が、 毛細血管に入り込んで全身に流されてしまうのは、 むしろ当然とさえ言える状態なのです。
血中に入り込んだ歯周病菌が、 どのようにして動脈硬化を引き起こすのかはまだよくわかっていませんが、
恐らくは、 血管の内壁に付着して、 そこで血中の免疫細胞との闘いを繰り広げる過程で、 血管の内膜に傷をつけてしまうのだろうと考えられています。
結果として、 動脈硬化が起こりやすくなり、 心筋梗塞や脳卒中などの血管のトラブルが増えてしまうのです。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.07更新
そして、 歯周ポケットの周囲では、 通常、 炎症が起こって歯茎の肉がはれています。
毛細血管が切れて出血することもよくあるのは、 皆さんもよく経験されていることです。 (= 歯を磨くと出血する。)
こうした歯周ポケットの中は、 もはや、 完全に体内と一緒です。
死肉には、もともとたくさんの毛細血管が張り巡らされていますし、 炎症や出血によって、 その毛細血管には細菌が入りこみやすい状態になっています。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.07更新
本来は口の中に住んでいる歯周病菌が、 血管の中で発見されるのはなぜでしょう ?
それは、 次のような理由によります。
歯周病の患者さんでは、 歯と歯ぐきの間に歯周ポケットがあり、 そこに歯垢がたまりやすくなります。
この歯垢の中には、 嫌気性の (= 空気に触れるのを嫌う) 様々な歯周病菌が住みつきます。
虫歯をつくるミュータンス菌が好気性の (= 空気がないと生きられない) 細菌で、 歯の表面に付着するのとは異なります。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.07更新
動脈硬化を招く主なリスク要因として、喫煙、高血圧、脂質代謝異常、高血糖、肥満、メタボ等があげられます。
近年、ここに新たに加入するのではないかと噂されている新メンバーがいます。 それが歯周病です。
「歯周病」 といえば口の中の病気であり、 「歯科の守備範囲であって、血管とは全く関係がないでしょう ?」と感じる方も多いかもしれませんが、 血管に入り込んだ歯周病菌が内膜の炎症を引き起こし、 動脈硬化を引き起こす直接の原因になっているのではないか。 という指摘が近年盛んに言われているのです。
実際に、 血管中の動脈硬化のこぶの中からは歯周病菌が発見されています。 こうした動脈硬化を通じて、歯周病の患者さんではそうでない人に比べて、心筋梗塞や脳梗塞が増えることも確認され始めているのです。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.06更新
要介護高齢者に歯周病があるからと言って、必ずしも呼吸器疾患を高頻度で引き起こすとは限りません。
しかし肺炎の予防には徹底した口腔ケアが必要です。
口腔ケアには肺炎の発症を40%減少させる効果があります。
また、口腔ケアとともに、食事をとる姿勢、食形態、食内容への配慮、摂食嚥下訓練なども肺炎予防には効果的です。
投稿者: 南歯科医院
2014.01.06更新
2011年の日本人の死因は、がん、心臓病についで肺炎が3位になりました。
年間、12万人が肺炎で亡くなっておられますが、ほとんどが高齢者です。
そして、高齢者の肺炎の70%は誤嚥 (ごえん) 性肺炎で、老化や脳血管障害の後遺症などで飲み込みが悪くなったり、咳 (せき) をする力が弱まったりすると、だ液、口の中の細菌や食べかす、逆流した胃液などが気管に入り込み発症します。
投稿者: 南歯科医院