2015.09.10更新
歯周病は一回罹患すると治りにくい疾病であることを念頭において下さい。
時間はかかりますが、 現在の治療ではよほど重度でない限り、 症状は安定します。
また、 歯周病治療は特殊な材料などを使わない限り健康保険で受信可能です。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.10更新
歯周病で長く通院されている理由は、 歯周病は慢性感染症のため、 歯茎の反応は急性期の疼痛の軽減時と違って時間がかかります。
治療の手順は、 歯周病の検査をして、 ポケットの深さや歯茎からの出血、 骨の吸収程度、 歯の動揺度などを調べ、 その結果、 プラークコントロールといって、 歯の磨き方でプラークの汚れを十分除去できるように指導します。
ご本人の性格もあって、 真面目に実行する人、 しない人、 一生懸命努力しているが不器用な人など様々です。
歯に沈着してしまった歯石はブラッシングでは取れませんのでスケーラーという器具で除去します。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.09更新
歯周病の初発部位は、 歯と歯茎のまわりです。
歯ブラシの当て方は、 下顎の歯であれば、 歯の付け根と歯ぐきの周りに歯ブラシを当ててください。
上顎の歯でしたら、 歯の付け根と歯ぐきのまわりは、 通常の歯ブラシでしたら、 普段磨いている場所よりもっと上の方です。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.09更新
歯周病はバイオフィルムプラークの感染症と言われています。
最初、 歯と歯茎のまわりにプラークが付着し、 細菌の感染により歯茎に出血や腫れがみられます。
そして細菌は歯茎のまわりから歯の根面 (セメント質) へと侵入し、 歯を支えている繊維 (歯根膜) や歯槽骨を溶かしていきます。
歯周病の進行程度により治療法も異なりますが、 まずはご本人の意識が大きく左右します。 セルフケアとして、 日常生活の中で、 バイオフィルムプラークを除去することが大切です。 ブラッシングは毎日朝夕の2回やっているといわれる方が多いのですが、 大部分の方がプラークを効率よく除去できていません。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.09更新
歯周病の遺伝子に関する研究が、 最近いろいろな研究機関から発表されています。
しかし、 全身や歯周病原菌、 遺伝子的要素などが相互に介入していることから、 遺伝子研究の難しさが言われています。
歯周病は、 遺伝的に罹りやすい素質と、 他のリスク要因 : たとえば喫煙、 口腔清掃、 ストレス、 医原性因子 (糖尿病など) や生活環境因子などが加わり、 歯周病を増悪させています。
昨今では、 とくに重度歯周病に罹患している人と、 歯茎の炎症などを誘導する生理活性物質 (炎症性サイトカイン) との関連が取り上げられ、 注目を集めています。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.09更新
歯周病といっても病型によって異なります。
一般的には、 歯肉炎と歯周炎を総称して歯周病と呼んでいます。
歯肉炎は比較的若い人に、 歯周炎は35歳以上の人に発症するというのが一般的です。 若い娘さんの主訴が、 歯が ”グラグラ” というのは、 特殊な歯周病と考えてよいと思います。
これまでは、 「若年性歯周炎」 と呼ばれていましたが、 現在は 「侵襲性歯周炎」 とよんでいます。
歯を支えている歯槽骨が全体にわたって吸収する型を 「全部性侵襲性歯周炎」 といい、 上下顎の一部に限って骨が吸収している場合を 「局所性侵襲性歯周炎」 とよんでいます。
投稿者: 南歯科医院
2015.09.07更新
健康寿命の男女平均で2位は72.1歳のシンガポール。
アンドラ、 アイスランド、 キプロスが続いた。
米国ワシントン大チームは1990年のデータも算出。
世界では1990年~2013年に、 平均寿命が65歳代から71歳代半ばまで延び、 健康寿命も57歳から62歳代に延びた。
背景としてエイズウイルスやマラリアなどの感染症対策が進んだことを挙げた。
投稿者: 南歯科医院