体の生体防御機能 (免疫機能)
2016.10.26更新
物を食べて、 歯を磨かなくてもむし歯や歯周病にならない人の場合、 まず第一に考えられるのは、 体の生体防御機能が強いということです。
このような人の口腔では、 歯の磨き方が雑で歯垢が歯茎や歯のまわりに付着しても、 感染を起こす力が抑制されています。 したがって、 炎症を引き起こすまでには至らないのです。
しかし、 歯が大丈夫だといって過信するのは禁物です。 体の免疫機構のバランスがくずれるとき、 たとえば、風邪をひいたり、 お腹を悪くしたりして全身の恒常性が崩れて来ます。
この時こそ口の中の細菌にとっては絶好のチャンスと言えます。 虫歯菌と言われるミュータンス菌、 歯周病の嫌気性菌と言われるジンジバリス菌などの代表的な菌が優勢になってしまうのです。
投稿者: