スタッフブログ

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2017.05.16更新

     歯肉炎や軽い歯周病なら、 汚れ ( プラーク、 歯石 ) を取り除くプロフェッショナル・ケアを主体にした 「 歯周基本治療 」 だけで治ることもあります。

 

     治療後の再検査で汚れの除去と症状の改善が確認出来たら、 数カ月に一度、 定期的に清掃と検査をする 「 メインテナンス 」 に進みます。

 

     一方、 歯肉の奥にたまった汚れがスケーリングやルートプレーニングといった歯周基本治療だけでは取り除けない場合は、 「 歯周外科治療 ( 手術 ) 」 をおこないます。        歯周外科治療のメインは 「 フラップ手術 」 です。

 

     歯肉を切り開いて歯根を露出させ、 歯根の表面に付着した汚れを取り除きます。      歯槽骨が吸収されるなど歯周組織が壊れてしまっている場合は、 「 GTR法 」 や 「 エムドゲイン法 」といった歯周組織を再生させる手術を加えることもあります。

投稿者: 南歯科医院

2017.05.12更新

     歯周病は細菌による感染症なので、 歯周病菌によって悪化しますが、 歯周病菌だけでは発症しません。

 

     歯周病は歯垢 ( プラーク ) や歯周病菌から 、生体を守ろうとする細胞との戦いによって歯肉に炎症を起こし、 やがて歯槽骨などの歯周組織を破壊してゆく病気です。

     そこで治療では、 大元の原因であるプラークや歯石を取り除く 「 歯周基本治療 」 に主眼を置きます。

 

     これは、 患者さん自身が行う 「 セルフケア ( ブラッシング ) 」 と、 歯科医院でおこなう専門的な 「 プロフェッショナル・ケア 」 がセットになっています。

投稿者: 南歯科医院

2017.05.11更新

     歯周病は多くの全身病と関連しています。

 

     すなわち歯周病を治せば、 他の病気も良くなりますし、 持病を治療して改善すれば歯周病にも好ましい影響を与えます。

 

     どちらか一方の治療ではなく一気に両方治療すると、 抜群の治療効果が期待できるということです。

 

     歯科を受診したら、 糖尿病など持病があることを歯科医師に伝えて下さい。       歯科医師は、 持病でかかっている医師と連携を取りながら治療を進めて行きます。

投稿者: 南歯科医院

2017.05.11更新

     歯周病菌が気道経由で感染を広げる病気の代表が、 「 誤嚥性肺炎 」 です。

 

     口の中の歯周病菌が唾液や食べ物に混じって気道に入り込み、 肺に観戦を起こします。      通常は唾液や食べ物が気道側に入ることはありませんが、 高齢者は飲み込む力が弱く、 さらに感染に対する抵抗力も低下しているために誤嚥性肺炎を起こしやすいのです。

 

     肺炎は80歳以上の高齢者では死亡原因の3位であり、 予防を心がけなければならない病気です。

 

     高齢者に口腔ケアをおこない、 歯周病菌などの口内細菌が減少すると、 肺炎の発症率が低下することが報告されています。

投稿者: 南歯科医院

2017.05.02更新

     関節リウマチは免疫の異常などが原因で、 手や足の関節に痛みや腫れをともなう炎症が起きる病気です。

 

     関節リウマチと歯周病には同じ炎症性サイトカインが関連しているなど共通点も多く、関節リウマチの患者は歯周病にかかりやすいことがわかっています。

 

     とくに口の中を不潔にしていると、 歯周病が重症化しやすくなります。      関節リウマチの患者さんは手指の動きが悪いので、 歯ブラシを思うように動かせないことも重症化の一因でしょう。

 

     逆に歯周病があると関節リウマチの病状に影響を及ぼすなど、 双方向で関連しています。

投稿者: 南歯科医院

2017.05.01更新

     骨量が減少して骨がスカスカでもろく折れやすくなった状態を  「 骨粗鬆症 」 といいます。

 

     加齢とともに誰でも骨量は減少するものですが、 とくに閉経以降の女性はホルモンの分泌が減少するとともに骨量もぐっと少なくなるので、 骨粗鬆症が多く見られるようになります。

 

     また、 歯周病に侵された歯肉の中で産生される炎症性サイトカインには、 骨代謝に影響を及ぼすものがあるということもわかってきました。

 

    逆に骨粗鬆症の人が歯周病になると、 他の骨と同じように歯槽骨がもろくなり、 吸収されるスピードも速まるので、歯周病が悪化しやすいと言われています。

投稿者: 南歯科医院

2017.04.21更新

     これまで1000人以上を対象に行われた研究によって、 歯周病が重症化した人はそうでない人に比べて脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの循環器病の発生率が1.5〜2.8倍も高いことが明らかになっています。

 

     さらに、 循環器病の原因となっているアテローム性動脈硬化症の程度が、 歯周病と関連していることもわかってきました。

 

     「 アテローム性動脈硬化を起こしている部分を手術したら、 そこから歯周病菌が検出された 」 という報告もたくさんあります。

 

     循環器病には歯周病菌が直接血管に障害を与えるだけでなく、 炎症の起きた歯周組織で作られる 「 炎症性サイトカイン 」 が血流を通じて心臓や血管に移動することによって血管内皮細胞やアテローム性動脈硬化部分の免疫細胞が活性化され、 心臓血管系の異常を引き起こすのではないかと考えられています。

投稿者: 南歯科医院

2017.04.21更新

     糖尿病では、 網膜症、 腎症、 神経障害、 末梢神経障害、 大血管障害といった合併症を引き起こしやすいことか知られています。

 

     歯周病はこれらに続く 「 第6の合併症 」 といわれているほど、 糖尿病と密接に関わっています。     まず糖尿病になると、 体を感染から守る免疫細胞の働きが落ち、 歯周病などの感染症にかかりやすくなります。

 

     さらに糖尿病の人は、 血糖値を下げる作用があるインスリンというホルモンの分泌が減少したり働きが低下したりすることによって血糖値が上がり、 高血糖になっています。

 

     そして高血糖の影響で炎症が強まるために、 歯周病の症状も悪化しやすくなるのです。

投稿者: 南歯科医院

2017.04.18更新

     歯周病は、 歯周病菌による感染症です。

 

     軽いうちであれば歯周病菌は歯肉の周辺にとどまっていますが、 進行して深い歯周ポケットが形成されるようになると、 その中で炎症を強めるタンパク質 ( サイトカイン ) などがどんどん増え、 歯肉の血管から血液中へと流れ出していきます。

 

     血流にのって臓器や血管壁にたどり着いた歯周病菌やサイトカインは、 毒性を発揮し、 糖尿病や心臓病を悪化させるなど全身にさまざまな悪影響を及ぼすのです。

 

     また 「 気道 」 も、 歯周病菌が体内に入り込む経路の一つ。     口の中にいる歯周病菌が食べものや唾液に混ざり、 誤って気道から肺へ流れ込むと、 誤嚥性肺炎などを引き起こします。

投稿者: 南歯科医院

2017.04.12更新

     年齢が高くなればなるほどリスクは高まり、 女性は思春期や妊娠中、 更年期など、 ホルモンが変動する時期は症状が悪化しやすくなります。

 

     あまり多くはありませんが、 遺伝的に歯周病になりやすい人もいます。    

 

     さらに大きな影響を及ぼしているのが、 生活習慣などの 「 環境 」 です。

 

     ストレスや肥満、 運動不足などさまざまですが、 とくに 「 タバコ 」 は吸えば吸うほど歯周病にかかりやすくなることが明らかになっています。      タバコのニコチンに含まれる有害物質は免疫機能や細胞の働きを阻害して歯周病の進行を早め、治りにくくしています。                                                                                                           

投稿者: 南歯科医院

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