2013.12.05更新
そして心掛けていただきたいのが歯科医院での定期的な健診です。
初期症状に気づきにくい歯周病の早期発見には特に有効です。
さらに、歯とお口の状態は一人ひとり異なりますので、かかりつけの歯科医院でその人に合わせた歯磨きの方法や歯ブラシの選び方などを教わってください。
また歯周病は生活習慣病ですので、ストレスをためず、食習慣を見直して睡眠を十分に取るなど、硬い話になりますが規則正しい生活を心掛け、喫煙を避けましょう。
投稿者: 南歯科医院
2013.12.05更新
「 歯周ポケット 」 を常に清潔に保つためには、毎日の丁寧なブラッシングが大切です。
「 歯周ポケット 」 を意識し、歯ブラシの毛先で歯垢を外にかきだすイメージで優しく磨きます。
「 歯周ポケット 」 の奥まで細かく磨くことを心掛けるとよいでしょう。
歯ブラシは、歯垢を効果的に取り除くためにも、口の中で動かしやすく、「歯周ポケット」 の奥にも届きやすい毛先のものがよいでしょう。
また歯間ブラシなどの補助用具を併用されると効果的です。
投稿者: 南歯科医院
2013.12.05更新
健康な歯茎はピンク色で引き締まっていますが、歯周病になると歯茎が赤く腫れ、出血を起こします。
放置していると歯を支えている周囲の骨が溶かされ、歯がグラグラし、さらに進行すると歯が抜けてしまいます。
その過程は軽度、中等度、重度と進行します。
その歯周病を引き起こすのが歯垢。 歯垢は細菌を含む塊で、その中に存在する歯周病菌が直接の原因となります。 歯周病菌は酸素を嫌う細菌のため、歯と歯ぐきのすき間にある 「歯周ポケット」 に入り込んで増殖します。
歯垢をたまったままにしておきますと石灰化して歯石となり、この状態を放置しておきますと炎症はさらに進行し、重度歯周病へとつながります。
投稿者: 南歯科医院
2013.12.05更新
誤嚥とは、唾液や食物、胃液などが気管に入ってしまう事を云います。
その食物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起こるのが誤嚥性肺炎です。
起きているときに気管に物が入ればむせて気づきますが、眠っている間に唾液を少ずつ誤嚥することがあり、これは気付きにくい物です。
特に高齢者はなおさらで、その為誤嚥性肺炎は高齢者に多く発症し、そして、菌が薬に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくい場合もあります。
ですから、歯の清掃などの予防に心掛けてください。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.21更新
日本人が抱える代表的な疾患の一つが歯周病です。
20代から増加し、30代では7割、40代では実に8割以上が罹っています。
このように成人全体で見ましても約8割が罹っている身近な病気で、国民病とも呼ばれています。
歯周病は歯垢 (プラーク) が原因となり、歯と歯ぐきのすき間にできた 「歯周ポケット」 に炎症が起き、やがて歯の周囲を支えている組織が破壊されしまう病気です。
自覚症状が少ないため、きずかないうちに症状が進行し、歯が抜け落ちてしまう事があります。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.21更新
最初の感染は乳幼児期の食器の共有や口うつしに始まるとの説が有力です。
ただ、免疫機能や他の常在菌とのバランスにより増殖できない状態が、健常時と言えるのです。
ですから、歯磨きが行き届かない場合や喫煙、噛み合わせや歯並びの異常などの環境因子と、年齢、糖尿病などの生体因子によりバランスが崩れると一気に歯周病菌が増殖します。
何も問題がないと感じても、日ごろの口腔清掃と歯科医院での検診・管理が重要と言われるのは、このような理由によるのです。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.12更新
歯周病菌は酸素が生育を阻害する文字道りの嫌気性菌に分類されるのですが、歯肉と歯の境目あたりにいるアグレガチバクタ―・アクチノミセテムコミタンスは通性嫌気性と言い、空気に触れても生育できます。
ただし、歯周ポケットの中にいて歯周病を悪化させるポルフィロモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンチコ―ラ、タンネレラ・フォーサイセンシスなどは酸素が嫌いですので、歯磨きなどで新鮮な空気に触れさせることが、歯周病予防に役立ちます。
しかし一般的には、どんなに歯ブラシを上手に使ってもらいましても、歯と歯の間や一番奥の歯の後ろ迄、上手に磨いてもらう事は困難なようです。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.11更新
厚生労働省による平成23年歯科疾患実態調査では、5歳以上で歯の歯肉に問題のある人の割合は74.2パーセントに達しています。
この歯周病は歯周病菌の増殖で起こります。
ただ歯周病菌は1種類ではなく、ポリフィロモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンチコ―ラ、タンネレラ・フォーサイセンシスなどの、普通は誰もがお口の中に持っている 「常在菌」 の内、歯周病を起こすグループを総称したものです。
我々歯科医療機関ではここに挙げました3種類を 「レッドコンプレックス」 と名ずけ特に警戒しています。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.07更新
歯周病原因菌を食べ物などと一緒に誤嚥することで肺炎を起こす可能性が指摘されています。
これを 「誤嚥性肺炎」 と呼びます。
お口や胃の中の物質 (食べ物,食塊など)、口腔内の細菌などが誤って気管に入り、さらには肺へ入り込んでしまい、炎症を引き起こします。
これらは嚥下機能の低下によって引き起こされるものなので、高齢者や病気の方などには注意が必要です。
投稿者: 南歯科医院
2013.11.07更新
3点目は、歯周病と糖尿病には双方向の関係があり、歯周病の存在が糖尿病を悪化させることが、最近の研究で明らかになったことです。
歯周病を長期間抱えると、歯茎から炎症物質あるいは歯周病菌そのものが血管を介して全身に飛び火します。
こうした因子が筋肉や肝臓の細胞に対し、インスリンが効きにくくなる 「インスリン抵抗性」 を増加させます。
そして、この状態は糖尿病の悪化そのものです。
ですから、お口の健康だけでなく、全身の健康を維持するために口腔のケアはとても大切です。
投稿者: 南歯科医院