スタッフブログ

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2017.02.07更新

     あなたは 「歯周病なんて自分には関係ない 」 と思い込んでいませんか。

 

     実は、 日本人の約7割が歯周病だという恐ろしいデータがでています。

     「 歯科疾患実態調査 ( 2011年 ) で歯周病の目安となる 「 歯肉の状態 」 を調べた結果から、 すでに歯が無い人を除き、 「 歯石の沈着がある 」 「 歯周ポケットの深さが4mm以上 」 など何らかの歯周病の症状がある人は、 20代で約70%もいることが明らかになりました。

 

     65歳以上の高齢者になると、 歯の無い人以外はほぼ全員が歯周病です!      これは軽症の人も含めた数字ですが、 「 進行した歯周病 」 の割合は20代を超えると増加し、 55歳以上は半数以上に重症化が見られます。

     歯周病は誰もがかかる可能性のある病気。     年代や性別を問わず、 注意しなければならないのです。

投稿者: 南歯科医院

2017.02.06更新

     健康な歯は歯肉や歯槽骨などの歯周組織にしっかり支えられ、 簡単には抜けない仕組みになっています。     歯周病になったからといってすぐに歯がグラグラになるわけではありませんが、 それならなぜ抜歯に至るケースが多いのでしょうか。

 

     もっとも大きな理由は、 歯周病の初期は自覚症状が乏しく、 早期発見がしにくいこと。     むし歯の場合はかなり早い段階から患部がしみる、 痛むといったはっきりした症状が現れるので、 歯科医院に行くきっかけになります。

 

     しかし、 歯周病の初期症状は、 歯肉がむずがゆい、 ブラッシングの後に出血するなどはっきりしない症状が多く、 歯周病と結びつけるのが難しいのです。     また、 いずれも歯科医院に駆け込まざるを得ないようなつらい症状ではないことも、早期受診の機会を逃す一因といえるでしょう。

     歯がぐらつく、 膿が出るなど、 本人が 「 明らかにまずい 」 ときずく症状が出てくる頃には、 かなり進行しています。

投稿者: 南歯科医院

2017.02.06更新

     歯を失えば容貌が変わりますし、 抜けたままでは十分に噛めないので、 いればなどで補う必要も出て来ます。

     厚生労働省が6年に一回実施している 「 歯科疾患実態調査 ( 2014 年 ) 」 では、何らかの義歯 ( ブリッジ・ 部分入れ歯・総入れ歯 ) を使っている人の割合は、 45〜54歳ですでに約35%、 55〜64歳では60%を突破、 後期高齢者の75歳以上になると90%近くに達しています。

 

     むし歯は住まいで言えばウワモノ部分の問題ですから、 雨漏りや壁の崩れなどが生じても、 その部分だけ補修すれば済みます。

     一方、 歯周病は、 歯を支えている歯槽骨などの 「 地盤部分 」 がもろくなって地盤沈下を起こしている状態で、 治療をして地盤を強化しなければウワモノまで崩れてしまいます。

 

     さらに同じ環境にさらされている周囲の地盤も弱っているので、 他の歯にまで被害が拡大し、 最終的には総ての歯を失うことになりかねません。

投稿者: 南歯科医院

2017.02.06更新

     歯を失う原因は、 むし歯だと考えている人は多いでしょう。     しかし、 日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、 歯周病です。

 

     抜歯は、 これまで何十年も一緒に過ごしてきた歯との 「 永遠の別れ 」 です。     虫歯になって穴が開いたり、 治療で削ったり、 神経を抜いたりしても、 「 自分の歯がある 」 というのはその人にとって大きな安心感だったはず。

 

     その歯を抜かなければならないと告げられて、 ショックを受けない患者さんはいません。

     「 抜きたくない 」 「 なんとか抜かなくて済む方法はないか 」 と懇願されることも多いですし、 受け入れられないままで他の歯科医院を受診してセカンドオピニオンを求める患者さんもたくさんいます。

投稿者: 南歯科医院

2017.02.03更新

     歯ブラシを手で小刻みに動かすブラッシングの動作は、 加齢で手が動きにくくなると難しいくなるもの。

 

     個人差はありますが、 だいたい70歳前後から歯ブラシの動かし方が大ざっぱになったり、 磨きにくい奥歯は動かせていなかったりという様子がポツポツ見られるようになります。

 

     患者さん自身は変化に気づきにくいので、 「 これまでと同じように磨いているつもりなのに、 歯科医師に磨き残しを指摘された 」 という人は注意が必要です。

     こんな時に頼りになるのが、 電動ブラシ。

     「 いずれ電動ブラシを使いたい 」 と考えている人は65歳頃から慣れておくといいでしょう。

 

      しかし、 基本はあくまでも歯ブラシを手に持って磨いていただくことにつきます。        手磨きによってきき手の握力なども自然と鍛えられるということになります。

 

 

投稿者: 南歯科医院

2017.02.03更新

     歯周病は人間だけでなく動物にも発症する病気。     とくに犬には歯周病が多いことが明らかになっています。

     780匹の犬の 「 歯科検診 」 の結果を分析したところ、 76.3%に歯垢や歯石の沈着と言った 「 歯周病予備軍 」 といえる症状が見つかりました。     ペットも高齢化が進み、 歯周病の発症率が増えているのです。

 

     では、 犬猫の歯周病は人間の歯周病とは別物なのでしょうか。     実は人間の歯周病菌と同一の菌が犬の口から検出されたという報告もされています。     ペットと飼い主で歯周病菌を相互にうつし合っている可能性も考えられるということなのです。

     人間が食べ物を噛みちぎってペットに与えたり、 ペットが人間の口を舐めたりといった行為が、 歯周病菌の感染ルートになっているかもしれません。     なおペットは、 「 歯垢が歯石に変化するスピードが速い 」 「ブラッシングが難しい 」 「 痛みや違和感を自分で訴えられない 」 と言った理由から、 人間よりも歯周病が重症化する傾向にあります。

                         ( 鹿児島大学・東京医科歯科大学  高橋 香氏 )

投稿者: 南歯科医院

2017.01.20更新

     急速に高齢化が進む日本では、 増大する医療費が問題になっています。     各家庭においても、 老後に向けて医療費支出をどう抑制するかが課題と言えるでしょう。

     自動車部品メーカ・デンソーの健康保険組合が被保険者の医療費を分析したところ、 歯周病にかかっている人はかかっていない人よりも、歯科だけでなく医科の1人あたりの医療費も年間平均1万5800円多くかかっていることがわかりました。

     60歳以上になるとこのさは、3万円前後まで広がります。     衝撃的な事実として、歯周病で治療を受けている人の多くが糖尿病にかかっていました。

     では、 どうすれば医療費を抑えられるのでしょうか。     デンソーの場合、 定期的な歯科検診を実施している事業所では医療費が5年間で最大23%も減少したのに対し、実施しなかった事業所では24%増加していたとのことです。

 

     歯周病の予防や早期発見・治療は、 生涯にわたって医療費を抑えるポイントと言えそうです。

投稿者: 南歯科医院

2017.01.17更新

     歯周病と糖尿病には密接なかかわりがあることは明らか。     歯周病の人は糖尿病を併発していることが多く、 また、 糖尿病患者は歯周病が重症化しやすいこともわかっています。

 

     歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する、 それならば歯周病を治療すれば糖尿病が改善するのではないか……。     それを明らかにした研究結果が、 いくつか発表されています。

     岡山大学大学院でおこなわれた研究 ( 岩本義博氏ら ) もその一つ。     歯周病と2型糖尿病を併発しいている患者に、歯周病の治療をを実施し、 治療前と後でHbA1c ( 血糖値の指標 ) を比較しました。

     その結果、 治療後にはHbA1cが明らかに改善していたのです。     また血糖値を下げるインスリンを作りにくくするTNFーα ( 腫瘍壊死因子 ) の血中濃度も、 減少していました。

     糖尿病を治療中の人は、 すぐに歯周病の治療も始めましょう。

投稿者: 南歯科医院

2017.01.16更新

     「 喫煙 」 は、 歯周病を悪化させるリスク要因の一つ。     国立がん研究センターが1164人 ( 男性552人、 女性612人 ) を対象に行った疫学調査で 「 男性 」 は自らタバコを吸う人はもちろんのこと、 人の煙を吸う 「 受動喫煙 」 でも歯周病のリスクが高まることが明らかになりました。

     「 男性 」 で 「 受動喫煙経験のない非喫煙者 」 を基準に比較したところ、 「 喫煙者 」 は約3.3倍、 「 家庭のみで受動喫煙経験のある非喫煙者 」 では約3.1倍、 「 家庭および家庭以外の場所で受動喫煙経験のある非喫煙者 」 では約3.6倍、 重度の歯周病になるリスクが高くなりました。

     タバコのニコチンは歯周病を引き起こす歯周病菌の発育を促し、 その病原性を高めます。     受動喫煙でも同様のメカニズムで歯周病の悪化に拍車をかけることが推察されます。

 

     この研究では、 女性の場合は受動喫煙と歯周病との間に関連が見られず、 その理由は不明とされています。

投稿者: 南歯科医院

2017.01.13更新

     勃起不全 ( ED ) と歯周病の関連が注目されています。     2012年に 「 米国泌尿器科学会年次集会 」 で発表された報告を紹介しましょう。

     台北医学大学の研究チームが 「 勃起不全の男性3万3000人 」 と 「 勃起不全ではない男性16万2000人 」 を対象に5年に及ぶ追跡研究をおこなったところ、 勃起不全群に占める慢性歯周炎の人の割合は27%、 勃起不全でない群は9%と大きな差があることがわかりました。

 

     またトルコでおこなわれた研究でも、 勃起不全患者 ( 30〜40歳の男性80名 ) の53%が 「 重度慢性歯周炎」 でしたが、 勃起不全ではない人 ( 同82名 ) では23%で、 明らかに少なかったという結果が出ています。

 

     陰茎の内部に何らかの理由で血液がスムーズに流れないと、 勃起できなくなります。     こうした血行障害を起こす原因にはストレスなどさまざまなものがありますが、 血管内皮細胞の機能が低下すると勃起不全になリやすいことがわかっています。     歯周病は言ってみれば、 ずっと炎症が続いている状態ですから、 血液を通して血管内皮細胞を傷つけている可能性があるのです。

投稿者: 南歯科医院

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