2015.06.18更新
歯垢 (プラーク) は、 虫歯の原因となるミュータンス菌などの細菌の塊です。
口の中に残った糖分から酸を作り出し、 歯を溶かして穴をあけてしまいます。
これが 「むし歯」 です。
歯垢を残さず磨くことは虫歯の原因を取り除く大切なケア。
歯垢には粘着力があり、 うがいだけでは落とせません。
食後や寝る前にしっかり歯垢を取り除くためには、 歯磨きが大切なのです。
投稿者: 南歯科医院
2015.06.18更新
現在の歯科保健制度では、 高校生までは学校での定期的な歯科検診で虫歯の早期発見が出来ますが、 高校卒業以降は定期的な健康制度がありません。
ですので、 虫歯の早期発見のためにも一人ひとりが自発的に 「予防歯科」 を実践することが大切です。
痛くなってから歯医者さんへ行くのではなく、 定期的に歯科医院などでのチエックを受けてください。
又、 生涯健康を保つためにも歯科の専門家によるプロフエッショナルケアと、 一人ひとりのお口の状態にあったセルフケアとの両輪で 「予防歯科」 に取り組んでください。
投稿者: 南歯科医院
2015.06.17更新
歯の痛みによって家事や仕事の作業能率が低下したり、 口臭によるコミュニケーションへの影響など、 虫歯は生活の質を低下させてしまいます。
放置して抜歯しいなければならなくなると歯の本数が減り、 食べ物をそしゃくする力も低下します。
治療済みの歯にも、 詰め物と歯の間にできた髪の毛1本程度のすき間から細菌が入り込んで、 再び虫歯をつくることも少なくありません。
こうした虫歯を 「2次う蝕」 と言いますが、 痛みもなく気づかないうちに虫歯が進行してしまうこともあります。
投稿者: 南歯科医院
2015.06.17更新
酸に対する歯質の弱さも虫歯の原因ですが、 歯質を強くする方法としては、 「フッ素」 の活用が挙げられます。
年に2回程度、 歯科医院などでフッ素を塗布してもらい、 さらにご自身ではフッ素配合のハミガキを毎日使用することが、 年代を問わず効果的な虫歯予防になります。
現在は多くのハミガキがフッ素配合になりましたので、 日本の子供たちの虫歯はフッ素の塗布とフッ素配合のハミガキの普及とともに減っており、 その効果は明らかです。
フッ素はもともと自然界にある成分で、 魚介類や海藻、 お茶といった食品の中にも含まれていますので、 心配せずに活用してください。
投稿者: 南歯科医院
2015.06.17更新
歯並びのへこんだところや歯と歯のすき間などについた汚れは落ちにくいものです。
歯の表面だけではなく、 磨きにくい部分こそ注意してブラッシングしてください。
また歯並びが悪くて、 歯ブラシだけでは磨ききれないところには、 部分磨きに適したワンタフトブラシを併用するのもよいと思います。
就寝中は唾液の分泌が少なくなり、 原因菌が増えやすく、 虫歯になりやすい環境になるので、 寝る前のケアは特に入念にすることが必要です。
投稿者: 南歯科医院
2015.05.28更新
近年、 ブラッシング指導や、 歯の健康についての啓発活動の結果、 虫歯をもつ子供は減ってきました。
しかし成人になると、 9割以上の人が虫歯を経験しています。
虫歯は 「原因菌(ミュータンス菌)」 「糖分」 とその人自身の 「歯質」 の3つがかかわり、 原因菌が砂糖などの糖分をえさにして作り出した酸によって、 歯の成分が溶けた状態をいいます。
予防には、 食べたら磨く習慣をつけ、 口の中に糖分がある時間を短くするとともに、 原因菌のかたまりである歯垢をしっかり取り除くことが大切です。
投稿者: 南歯科医院
2015.05.28更新
フッ素 (フッ化物) は歯の再石灰化を促して歯の健康を守る、 大切な成分です。
お茶や海藻などにも微量に含まれている自然界の元素の一つで、 骨や歯をつくるために欠かせない役割を果たしており、 虫歯予防にも高い効果を発揮します。
フッ素の主な働きは、 歯質を強化して酸に溶けにくい性質にし、 虫歯の原因菌の働きを弱めて酸がつくられるのを抑え、 さらに初期虫歯の再石灰化を促して健康な歯を保つ、 という三つが知られています。
歯科医院などで定期的にフッ素塗布を受けたり、 毎日のセルフケアでフッ素を配合したハミガキを使うなど、 上手にフッ素を取り入れて、 「予防歯科」 を実践しましょう。
投稿者: 南歯科医院
2015.05.21更新
摂食・嚥下機能の低下、 すなわち食べ物を認識し、 口から胃まで送り込む機能の障害を意味します。
食べ物をのどへ送り込む口腔期・食べ物を食道へ送り込む咽頭期の機能が障害されると、 食べ物を正常に胃まで送り込めずに、 食べ物が誤って気道のほうへ入ってしまうことがあります。
通常、 気道に食べ物が入りそうになると 「ムセ」 が起こり、 排出しようと防御反応がおこります。
これを咳嗽 (がいそう) 反射といいます。
この咳嗽反射が起こらずに完全に食べ物が気道へ入り込んでしまうことを誤嚥と言います。
そして、 誤嚥は日本人の死因第3位にも挙げられる肺炎と深く関わります。
投稿者: 南歯科医院
2015.05.21更新
食べ物を口から食堂へ運ぶまでの一連の流れを摂食・嚥下と言います。
この一連の流れは、 食べるものを確認する、 口へ食べ物を取り込み咀嚼し、 飲み込める状態に食塊形成する、 口からのどへ送り込む、 のどから嚥下反射が起こり気道へ食べ物を入れることなく食道へ送り込む、 そして食道から胃に送り込むまでの連続した運動です。
ふだん私たちは、 この複雑な動作を無意識のうちに瞬時に行っています。
投稿者: 南歯科医院
2015.05.07更新
私たちが生活していく中で、 大きな楽しみとなる 「食事」。
水分や固形物など、 私たちは様々な形態の食べ物を意識することなく、 口腔へ運び、 胃まで安全に運んでいます。
この一連の機能が摂食・嚥下機能です。
私たちが行う口腔ケアは、 摂食・嚥下機能に障害を持つ患者さんも対象になります。
投稿者: 南歯科医院