2014.03.27更新
口腔内細菌が、 身体の口以外の部位の血管で検出されています。
特に大動脈疾患や末梢動脈疾患の患者さんの血管壁から極めて高い確率で検出が確認されています。
この報告は歯周病原細菌が体内に入り、 炎症反応を起こし、 血管を閉塞させる血栓の形成にも関与している可能性を示しています。
又、 プラークがポケット内に蓄積しますと、 プラーク中の細菌や、 その代謝産物への炎症反応や免疫反応によって、歯肉の炎症や歯槽骨の吸収などが引き起こされます。
投稿者: 南歯科医院
2014.03.06更新
特に中等度から重度の歯周病の患者さんでは、 前回にも述べました歯周ポケット内面の掌ほどの広さの微小潰瘍面を通過して、 ポケット内の口腔細菌が容易に組織内に侵入することとなるため、 歯周病が全身へ影響を及ぼす経路の一つとして考えられています。
1にも、 2にも、 歯周病に関しましては進行しないように予防に取り組んでください !
投稿者: 南歯科医院
2014.03.06更新
歯周病の 「病巣」 となるのが歯周ポケットです。
ここでの病態が、 歯周病が全身へと影響を及ぼす起点となります。
歯周病の患者さんでは歯周ポケットからの出血がありますが、 これは歯周ポケットの内側に微小潰瘍が多く存在するためです。
中等度から重度の歯周ポケットがすべての永久歯28本に存在しますと、 ポケット内面の総面積は55~72平方センチに及びます。
したがって、 無数の微小潰瘍が存在する掌ほどの広さに常に細菌性プラークが付着していることになります。
投稿者: 南歯科医院
2014.03.06更新
皆さんの保有歯数が19歯以下の方と20歯以上の方を比較した結果、 総タンパク量、 動物性タンパク、 ビタミンD, B1, B6等のミネラルおよび野菜摂取量に有意な差があることが報告されています。
これは、 多くの歯の喪失が野菜摂取量を減少させ、 炭水化物の摂取増加を招くことを示しています。
また、 厚生労働省の国民健康栄養調査でも、 よく噛めない人では、 咀嚼に問題のない人に比べてミネラルやタンパク等の摂取に差異がみられることが示されています。
投稿者: 南歯科医院
2014.03.05更新
健康寿命を延ばすためには栄養 ・ 食生活、 身体活動 ・ 運動、 休養、 歯 ・ 口腔健康等の生活習慣の改善、 健康、 また生活習慣病の予防対策が必要となります。
最近の報告でも、 キチンと歯が噛める人は脳へ刺激が伝達され、 痴呆の防止になります。
キチンと咀嚼が出来れば唾液の分泌もよく誤嚥防止にもつながります。
投稿者: 南歯科医院
2014.03.05更新
平均寿命と健康寿命の間には男性で9.13歳、 女性で12.68歳の差があります。
どんなに平均寿命が延びても自立した生活を送ることが出来なければ生活の質の高い、 満足のゆく生活を送ることができません。
きんさん、 ぎんさん姉妹の蟹江ぎんさんの娘の4姉妹の記事によりますと、 平均年齢93歳で皆さん健康です。
その秘訣は 「自分のことは自分でできる」、 「安い肉は食べられないが高級なら」、 「新聞は毎日声をあげて読んどる」、 「しゃべって、笑っとるのが一番」 と言っています。
投稿者: 南歯科医院
2014.03.05更新
厚生労働省は、 第2次 「健康日本21」 で健康寿命の伸び幅が平均寿命の伸び幅を上回ることを目指しています。
言うまでもなく平均寿命は、 人間がなくなるまでの期間であり、 男性は79.64歳、 女性は86.39歳です。
一方、 健康寿命は、 介護を受けたり、 病気で寝たきりになったりせず、 日常生活がおくることができる期間で、 男性が70.42歳、 女性が73.62歳です。
そして、 我が国の平均寿命、 健康寿命は世界でも高い水準を維持しており、 2010年の調査では世界第一位の座を守っています。
投稿者: 南歯科医院
2014.02.20更新
健康増進対策による寿命延伸としては、 全成人が禁煙すれば、 平均寿命は男性で1.8年、 女性で0.6年延長し、 また、 国民の収縮期血圧の分布が、 健康に与える悪影響を最小限にとどめる水準にまで低下すれば、 男女とも0.9年延長すると推計されています。
そして、 皆さんの健康をさらに増進するためには、 喫煙や高血圧のみならず、 高血糖、 運動不足、 飲酒、 過体重、 肥満、 食塩の高摂取といった他の危険因子の改善も必要です。
投稿者: 南歯科医院
2014.02.20更新
日本人の主な死亡原因である癌、 心疾患、 肺炎、 脳血管疾患で死亡する人の割合は約70%にのぼります。
これらの疾患が克服されたと仮定した場合、 癌では約3~4年、 心疾患では約1.5年、 肺炎および脳血管疾患で約1年の寿命の延伸が期待できます。
また、 要介護状態を引き起こす原因となっている上記の疾患は、 脳血管疾患、 認知症、 転倒・骨折などであり60%を占めます。
関節疾患も含め、 これらの疾患の予防は、 自立期間の延長につながります。
投稿者: 南歯科医院
2014.02.20更新
生涯にわたり歯・口腔の健康を維持し、 歯の喪失防止と口腔機能の保持・回復を図ることが、 死亡と要介護状態の原因となる生活習慣病の予防・重症化防止につながります。
そして、 加齢による老化の速度を緩め、 高齢者の自立期間の延長をもたらし、 しかも食の改善をはじめとする健康の増進を促進していきます。
投稿者: 南歯科医院